徒然草(於 ジュネーブ)

2022年3月から仕事でジュネーブに赴任しました(2回目)。日々の生活やスイス、ヨーロッパの風物など徒然なるままに…

ジュネーブ2日目(初出勤とスイス国鉄半額パス)

本日は職場への初出勤。9時に来てねと言われて入口で入館証を発行してもらい、上司や同僚に挨拶回り。とはいえ、2018年に来た時とあまり人は動いていないので、初めましてよりも再会を喜ぶ形に。新型コロナ感染症の影響で、先月まではテレワークの日々が続いていたとのことですが、今月からベースはオフィスへの出勤に。もともと対面での(さらに言えばフィジカルな)コミュニケーションを好む人なので、マスクもテレワークも大きなストレスだったようです。本当にいい時期に戻ってきたと、多くの人に言われました。

オフィスは個室をいただくのですが、前の住人の引越しが済んでいないので、今日は他人の部屋に上がり込んだ格好でした。月曜には片付くらしいですが、スニーカー、マグカップにお皿、積み木(何に使うのか)、服と、生活感あふれるオフィスでした。

仕事帰りにジュネーブのターミナルであるコルナヴァン駅に寄って、スイス国鉄の半額パスを購入。これは初年度185スイスフランスイス国鉄の切符が基本半額(登山鉄道など一部例外あり)で購入できる優れもの。スイスのIDがあればオンラインでも買えますし、書面での申請フォームもスイス国鉄のホームページに掲載されています。が、わたしはID申請中の身なのでとりあえず駅に行くと。

「IDはある?」「パスポートならある」「OK」

「これにスイスの住所と私用の電話番号を」「住所はあるが携帯を契約していないので電話番号はない」「メッセージを受け取れるなら日本の携帯番号でいい」

「写真はある?」「パスポートサイズの写真を持参した」「OK。あ、4年前のユーザー情報と写真がが残っていた。住所は一緒?」「そう。でも電話番号はもう使えない」「問題ない。じゃあこの記録を使ってカード作ろう」

で、あっさり終了。ちょっと待ち時間はあるかもしれませんが、窓口に行ってみた方が早い一例かもしれません。IDの発行を待っていたら、何週間か先になってしまいますからね。結局必要だったのはパスポートとパスポートサイズの写真(今回は使わず)だけでした。

今日は紙でできたプラスチックのカードが届くまでの一時的な半額パスももらって、これで明日からは半額の身となりました。しかもこのやりとりはすべて英語で済んだので、フランス語がほぼ分からない者としては大助かりでした。スイス国鉄の柔軟さ、ホスピタリティー、職員の能力の高さは尊敬に値します。

写真は昼休みに散歩したジュネーブの植物園から。花盛りでミツバチも忙しそうです。

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2022年3月4日 ジュネーブの植物園にて